本文へスキップ

Associate Prof. Dr. Mizota

CEO


准教授 溝田 功(Associate Prof. Dr. Isao Mizota)

三重大学大学院工学研究科
分子素材工学専攻

TEL: 059-231-9415
MAIL: imizota[at]chem.mie-u.ac.jp


Research Concept

 私たちの研究グループでは、窒素、フッ素、マグネシウム、アルミニウム等のヘテロ原子の特徴を抽出し活用したタンデム反応、ワンポット反応など、高効率的有機合成反応の開拓と機能性有機分子構築への展開を行っています。ワンポット多段階反応を基軸として、最近では共役イミン、イミニウム化合物の反応性に着目し、不飽和イミンへの求核付加における選択性の制御と付加中間体を活用するヘテロ環の合成手法の開発、簡便なイミニウム塩の合成手法と官能基選択的付加反応さらにα-イミノエステルの極性転換―イミニウム塩形成反応に関して顕著な成果をあげています。このようにして開発した合成反応を、アルミ電解コンデンサ、導電性ポリマー、液晶などの機能性物質および医薬、香料、農薬などの各種生物活性物質の効率的合成へと展開しています。また、Blue LEDによる光照射を活用した反応集積化にも手掛けています。
 研究グループの基本的な方針としては、個々の能力に応じて自由に研究・学習できる環境を提供すること、および数多くの実験・深く考察ができる研究テーマを設定し研究を行っています。個々の提案に基づく研究の展開をサポートしており、化合物を合成できたときの達成感と、合成プロセスにおける問題解決のブレークスルーおよび新規反応を見つけたときの至福の一瞬を共有することができれば、学生諸君の今後の人生に必ずプラスに働くものと確信しています。


Profile

     

学位:博士(工学)
所属学会:日本化学会、有機合成化学協会、ヨウ素学会、光化学協会、化学フロンティア研究会


Career

現在に至る
2019年
ドイツWestfalisch Wilhelms-Universitatにて客員研究員(Armido Studer's Group)
2019年
三重大学大学院工学研究科 分子素材工学専攻 准教授
2012年
三重大学大学院工学研究科 分子素材工学専攻 助教
2011年
三重大学大学院工学研究科 学術研究員
2011年
三重大学大学院工学研究科 材料科学専攻 博士後期課程修了
2008年
三重大学大学院工学研究科 分子素材工学専攻 博士前期課程修了
2006年
三重大学工学部 分子素材工学科卒業

バナースペース

有機精密化学(有機合成化学)
研究室

〒514-8507
三重県津市栗真町屋町1577

TEL 059-231-9415